さてさて午後からはお待ちかねの実技です
午後は17時までずっと実技の練習に割かれています
最初に先生のお手本を数回見て、一挙手一投足同じことをやれれば満点合格
整列して銃を構えている我々は、まるで徴兵された民兵のようです
散弾銃・空気銃・わな・網それぞれに先生がついて、受講生は順番を待って本番さながらに実技の練習をします
この日の参加者は60人くらいいたので、開始直後は待ち時間がだいぶありました
が
15時くらいになるとみんな疲れてくるのか、人が減っていました笑
散弾銃
やはりというか、ここが一番混んでます
3列に1組で2カ所ありました
散弾銃は銃口をふさいでいる練習用のものですが、初めて持った感触はひんやりと冷たく、重く、魅入られそうなおそろしい感じがしました
持ち方に始まり、
バラして、
また組み上げて、
散弾を装填して、
構えて、
撃って(マネ)、
脱砲して、
机に戻す
までを延々と何度も何度も練習しました
ことあるごとに「銃口内実包なし、異物なし」の発声とともに指差し確認をします
露骨な程試験官に分かりやすく示すのがポイントだそうです
散弾銃には上下式2連銃や水平式2連銃などの種類がありますが、この予備講習にあったのはもっぱら上下2連式だったように思います
空気銃
ここまで触れてませんでしたが、銃の免許には2種類あって、
散弾銃・ライフル(散弾銃経験10年要)と空気銃を扱える「第一種銃猟免許」と
空気銃のみ扱える「第二種銃猟免許」です
装薬銃に比べればもちろん威力が低いですが、最近の空気銃は高出力のものが増えてきており、至近距離なら鹿を「止める」こともできるそうです
人間なんてイチコロで死んでしまう危険な兵器であることは、変わりないのです
基本的な安全確認は散弾と同じですが、弾の込めかたと空気を圧縮するポンピングの工程あるのが大きな特徴です
わな
獲物が箱に入って仕掛けを動かすと扉が閉まる「箱わな」(奥)、塩ビ管に足を入れるとワイヤーの仕掛けが締まる「くくりわな」(手前)が数種類ありました
小動物用の箱わなは、仕掛けの保持具合がかなり繊細で、少しでも触れたら作動する容赦ないものでした
狩猟は遊びじゃないんだなあ
※写真見えにくいですが、奥の奥にある木の箱が「おし」と呼ばれ、入った獲物を上から重りで押さえつけ動けなくする装置です
網
無双網(たぶん片無双?)が設置されています(奥)
手前の三角のは「つき網」という、獲物を直接ガバッと捕らえる男らしい網です
ここが一番人が少なかったです
スズメ捕るなら網がいいですね
・・・・・・
実技ではありませんが、この他に狩猟鳥獣と非狩猟鳥獣のパネルもありました
北海道にいない「ヌートリア」とかいうちっちゃいカピバラみたいなラブリー野獣も相当数含まれているので、なかなか覚えにくいです

gayulo / Pixabay
まとめ
こんなもん、これ受けなきゃ一生試験受かんねえだろっての!ちゃんちゃん!!
とはいえ
実技は初めての体験だらけで楽しかったです
あとは試験に向けて、ヌートリアどもを覚えなくては
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