ヤヤン昆布とホッキのだしで炊き込んだおにぎりが、大きなホッキの貝殻に入っている、室蘭を代表するご当地駅弁「母恋めし」。
その人気はもはや北海道を飛び越え、道外の催事に出すと、瞬殺で売り切れるとか、売り切れないとか…
母恋めしの内容については前に書いちゃってるのでこちらの記事をどうぞ
さて、こないだ母恋めし本舗の取材に行ったら、店主の関根さんが言うんですよ。
「実はこの母恋めしに、40個に1個だけ、おにぎりを包む貝殻が『幸せ通行手形』になっているアタリがあるのだ」
・・・!
な
・・・
なん・・・
だ・・・と・・・?
そんな話は聞いたことがありません
刮目せよ、
これがその「幸せ通行手形」なのだ!!
▲達筆な手形の文字は関根さんの直筆
どうやら3年前から始めたというこのレア物、どんな思いが込められているのか、改めて関根勝治さんに聞くと
「貝とは身を守る大事なものであると同時に、貨・財・資・賢などの漢字にも表れているとおり、財産や知恵に恵まれる縁起物として古くからお守りとして重宝されてきたもの」
なのだそう。
なるほど、元々ホッキ貝を使った工芸品を作る職人(奥さんは銀細工という手業師夫妻!)でもあった、関根さんならではの着想と、遊び心と、お客様へのサービス精神が生んだ取り組みなのだなあ。
観光シーズンにはツアーなど団体の受注もドサッと入るそうなので、
大型バスなら一台に一人の割合で、手形を得たヒーローが生まれている計算になる。
うーむ、1/40はなかなかいい数字なのだなあ。
母恋めし一つ1000円として、40000円の価値がある「幸せ通行手形」、手に入れた猛者にはまだ会ったことが無いのだが、あなたの周りにはいるだろうか。
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