さて、初出艇でイタンキにこてんぱんに転がされたDだが、この程度でへこたれるような男の子ではないのだ。
市役所職員のガチのシットインカヤック乗り(以下F氏)と、市役所職員のガチの超人(O氏)に誘ってもらい、洞爺湖の中島にカヤックで行ってみることに。チョーウレシンデスケドー!
で、出艇場所はちんこ島だって。
ちんこって中学生かよ。
こっちはもう37なんだよ。
ふざけてるのかと思ったらほんとだったごめん。
ついでに中島も、なかじまなかじまって言ってるけど、本当は「大島」「弁天島」「観音島」「饅頭島」の総称なんだって。
ここで、カヤックの秘密を教えてあげるから誰にも言っちゃやだよ?
世の中にはシットインかシットオン2種類のカヤックがあるの。
ぼくのは船体の上に乗るからシット「オン」。
F氏とO氏のは船体に入るからシット「イン」。
↓それぞれの特徴を簡単にまとめちゃうとこんな感じ。
■シットオン
・中空でかつ水が抜ける構造なので、中に水が充満しない限りまず沈まない
・波がなければ子供でも即乗れるし複数人で乗れるものも多い
・水面に出ている部分が多く重心が高いので、波と風の影響を受けやすい
・シットインに比べると重い
■シットイン
・超速い、波と風の影響受けにくい
・蓬莱門に行ける
・沈まない技術いる、ひっくり返ると抜け出すのが大変
・水が溜まったらスポンジとかで排水必要
蓬莱門に行きたいぼくがシットオン(しかも最大3人乗り)を買ったのは、子どもと一緒に遊びたいから安全性を重視したから。
でもいざイタンキに出てみて感じたのは、海上でのシットオンの鈍重さと重心の高さ。
しかもぼくの船はタンデムが基本の設計なので、一人で乗る場合は重心を考えて真ん中にサブシートをつけて乗るのだ。一人だと軽いので、より船全体の重心が高くなり、波に弱くなっている。なので今度からは乗る前に、少し船体に水入れてやろうかと思っている。
まあいろいろあるけどそれぞれ一長一短。
なにかをやっちゃいけないわけではないのだ。
まずやってみるのだ。
いざ珍古島から出艇!
クッタラ湖もそうだったけど、海と比べるとすごく漕ぎやすい。
重心高くて波が船底を叩く音がなまら気になるけど。
※洞爺湖有珠山ジオパークより引用
弁天島のはしけまで行き、一休み。O氏が湖にジャンピング入水、さすが超人。
そこから中島に行き昼食のカップヌードルを腹に入れて、さらに東へ。
ジェットスキーがやたら多くて、わがカヤックはそのたびに波でぐわんぐわん揺れた。これも練習のうちなのだ。ありがとうジェットスキーヤーズ。
折り返しで北側に入ると風が強くなり、ますますしんどい。気合い入れてパドリング&パドリング。みんなそれぞれしんどそうだ。
途中からO氏の船をぼくの船につなぎ、O氏とタンデムに切り替えたのだが、これが奏功。重心が下がり、船が安定して漕ぐ力がきちんと伝わっていくのが分かった。
※F氏提供
10:30くらいにちんこから出て、戻ったのが16:00くらい。
岸から中島往復+中島一周=大体15㎞くらい。
シロウトにしては頑張ったじゃありませんか。
がんばればなんとかなるのがわかったけど、一人だったらやっぱりこわくてまだしばらく修業が必要!ありがとうF氏&O氏!
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